2023年07月30日

笑顔の介護メモ＊2023年6月①

＜スイスの暮らし・スーパーで出会った82才の男性2023.06.7＞

6月2日出発し、6月19日に伊丹空港に戻ってくるまで、スイスの東部のハイジ村の近くにあるザンクトガレン州の知人の家にホームステイをしながら、主に認知症を持つ高齢者の介護について施設でスタッフと行動を共にしながら関わらせて頂く機会を得ました。

スイスの平均寿命は日本に次ぎ世界第2位83.4才・男性82才、女性86才、〈日本84.3才男性　女性87.09才　2023.5WHO発表〉です。

普通の暮らしを体感したくて、スーパー、薬局、ドラッグストア、ピザ屋、カフェ、レストラン、パン屋、肉屋、郵便局、駅ゴミ収集場(リサイクルショップ)を訪問しました。

一言でまとめることはできませんが、いろいろな場面で多くの種類(価値観)から、自分で選ぶ(自己決定する)機会が尊重されているのが、印象的でした。例えば、天然の素材や香りを使用したもの、無農薬の栽培を重視したもの、安全性を確認するために動物実験を行っていないもの、原産地への愛着等々、穀物の種類､チーズなど食物だけではなくシャンプーや石けんなど暮らしに必要なさまざまなモノが用意されています。暮らしへの自分の価値観や意思の表現が明確だと思いました。

スーパーの休憩コーナーで、クロスワードパズルを楽しんでいる82才6ヶ月の男性と少しゼスチャーと筆談で話しましたが､「健康で楽しく暮らすのは自分の責任」と、笑顔でした。