2023年07月30日

笑顔の介護メモ＊2023年6月③

＜スイスの暮らし・介護とは2023.06.17＞

今回、教会に併設している墓地や古城に案内して頂き、自分らしく自分の人生を全うし、その思い出を家族に残すことで、家族の絆が深まっているのを、体感することができました。その人らしさを象徴する墓石の形のデザインや飾り、文言を見ていると、合ったことのない人にも親しみを覚え、生き様に共感しました。

「暮らしを支える介護」を考えるとき、その人らしく暮らしていくことができるように、各自が望む生活のリズムを整えるのが介護の役割ではと考えるようになりました。

体が不自由になっても、判断能力が低下しても、最期の日が近付いてきても、自分が大事にしたい生活のリズムや暮らし方を整える支援があれば、笑顔の暮らしが実現しますね。スイスの実習先で学んだことを、五感と感情を理解する関わり方「かんかん認知症学」をさらに深めることができるように活かしていきたいと思います。

詳細は毎月7日20時から開催（facebookで告知）している「介護を語ろう会」でお伝えしていく予定です。興味のある方は、ぜひご参加下さい。

いろんな国の介護職がスイスで働いています。今回言葉の壁がありましたが、車いすでも簡単に脱ぎ着ができる石川考案の「楽らく着物」を高齢者と一緒にスタッフも楽しんで頂けました。

ベッドメーキングも動きやすいと笑顔で行ってくれましたが、それを見ている高齢者もニコニコ笑顔でした。