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2024年05月01日

【高齢者・認知症共感体験】簡易版プログラム2024が完成しました

“高齢者・認知症共感体験”プログラムは、若年者や働き盛りの世代が高齢者の身体的・感覚的な変化を擬似的に体験し、実際にその立場や境遇に置かれた人が感じる身心の状況を理解し、共感するためのプログラムです。

このプログラムは、高齢者や認知症を持つ人への共感と、人を含めた適切な環境への理解を深めることを目的としています。

高齢者・認知症共感体験は、高齢者や認知症を持つ人の感情に共感し、理解するための重要な方法です。身体的な制約を体験するだけでなく、孤独感や無力感、社会からの疎外感などの感情的な側面を理解することで、若い世代は高齢者や認知症を持つ人に対する思いやりと共感を育むことができます。このような共感と理解を通じて、高齢者福祉への意識が高まり、社会全体で高齢者を支える文化が形成されます。最終的には、これが高齢者の生活の質を向上させ、社会全体の福祉を高めるための一助となり、高齢者や認知症を持つ人や、障がいの人が人が、安心して暮らせる社会の構築に寄与したいと願っています。

五感と共感を重視するかんかん認知症学®がベース

高齢者や認知症を持つ人の多くは、身体的な変化や記憶力の低下などの認知機能の変化に伴う不便さだけでなく、孤独感や無力感、社会からの疎外感といった感情的な困難を抱えていることが多いです。高齢者・認知症共感体験プログラムを通じて、若い世代や働き盛りの世代は、高齢者や認知症を持つ人の感情に共感し、その感情を理解することで、高齢者福祉への意識を高めることができます。

このことから、介護に関わる全ての人に体験して頂きたいプログラムだと考えています。特に、高齢化社会の経験が乏しい外国人介護職の方々には、日本の介護の理念である自立支援の理解を深める、最適なプログラムです。ぜひ、お気軽にお問い合せ下さい!

高齢者・認知症共感体験簡易版プログラム2024の特徴

①身近にあるペットボトルや軍手などの材料で体験できる

②動画やオンラインでも受講が可能

③講師や他の受講生との振返りの時間がある(リアル/オンライン)

④1~40人位/回の開催が可能

⑤基本は室内や建物内での開催プログラム(室外は要相談)

⑥認知症や生活支援技術の講義や実技などと組み合わせ可能

⑦事業所等への出張開催も可能

⑧所要時間:2~3時間

⑨参加者の希望により基本プログラムを個別プログラムに変更可

⑩基本プググラム(3時間)費用:要相談 目安5,000~10,000円/1人

プログラムの目的

  • 高齢者の身体的・感覚的な制約を体験し、日常生活での困難を理解する。
  • 高齢者への共感を育み、介護や支援の意識を高める。
  • 環境改善の重要性を認識し、具体的な改善策を考える。

3時間プログラムの構成

  1. オリエンテーション (40分)
    • プログラムの目的と概要を説明します。
    • 高齢者・認知症を持つ人の加齢による身体的・感覚的な変化について簡単に説明します。
    • 参加者の自己紹介と、プログラムへの期待を共有します。
  2. 高齢者・認知症共感体験 (90分)
    • 高齢者・認知症を持つ人の共感体験用のキットを用い、 実際に身体的・感覚的な制約を体験します。              視覚、聴覚、運動能力、判断能力等
    • 体験内容:
      • 手足:倦怠感、片麻痺、立ち座り、巧緻性
      • 視覚:視野狭窄、白内障、視力低下
      • 聴覚:聴覚制約
      • 認知機能:記憶力低下、判断力制約
  3. 休憩 (10分)感想メモ作成・トイレ休憩
  4. ディスカッションと共有 (20分)
    • 体験を通じて感じたこと、気づいたことを共有。
    • 高齢者や認知症を持つ人の日常生活での困難や不便さについてディスカッションします。
    • 環境改善やサポート体制の重要性について共有
  5. 環境改善や業務向上 (20分)
    • 体験を通じて気づいた環境改善のアイデアを提案
    • 自宅や職場での環境や関わり方の改善策を共有
    • 共感と理解の大切さを再確認し、今後の行動計画を立案